味や匂いををきっかけに昔の記憶が蘇ることありませんか?
皆、それぞれに自分の好きな香りがあるはず・・・
かれこれ30数年前のこと・・・
初めて気に入って買った香水が、資生堂のINOUI(インウイ)でした。
20歳を過ぎ、コロンをつけることで、大人の女性の仲間入りができた気がして嬉しくて。
今までにも、色々な種類の香水を使ってきたけど、私の中でこれを越すものはなく、
爽やかなグリーンフローラルの香りが好きで、長年ずっと愛用していました。
残念なことに、ずっとずっと前に廃番になってしまい、一つだけ手元に大事にとってあり、
使うのはもったいなくて、たまに蓋を開けては、香りを楽しんでいます。
匂いをかぐと不思議とあの頃の色々な思い出が蘇って。きて・・・
素敵な恋愛をしたことや失恋したこと、さまざまな出会い、別れのことなど。
香りって、私の中でとても大事な気がします。
若い頃、電車の中やすれ違いざまに、好きだった人と同じ香りがして、
おもわず振り返ってしまったり、懐かしく思い出したりしたことも・・・
何気ないふとした香りに魅せられてしまうこともあった気がします。
INOUI・・・きっと、私と同年代で同じような思いの人もいるのでは・・・
もう一度、この香りを復刻してほしいと密かに願っています。
嗅覚は原初的な感覚なのでしょうね。視覚と聴覚は言語的ですが。
「好きだった人と同じ香りがして・・・」の件りは、切ない感が溢れてますね。
今日のエッセイは官能的で、最高でした。
ヒロ様
コメント頂きまして、どうもありがとうございます。
ふとした香りや懐かしい歌でずっと忘れていた遠い昔のワンシーンが蘇りを思い出したりすることもあります。
それだけ年を重ねてしまったんですね。