和食つながりということで・・・
皆さん、きちんとお箸をもてていらっしゃいますでしょうか?
我々、日本人の毎日の食生活に欠かせないお箸。
食べ方を見ると、その人の育ちや品格がでるといいます。
日本人である私たちにとって、とても大事なことだと思っています。
父がとても厳しく、まだ、2〜3歳の頃からお箸の持ち方をたたきこまれ、
なかなかできなくて叱られ、泣きながら食事をしたことを今でもよく覚えています。
今では、食事をする時、必ず相手のまず手元に自然と目がいってしまいます。
前回のブログのお店、隣で一人でお食事されていた男性、
背筋を伸ばして、お椀を持って、きちんとお箸も持てていて、お姿が美しかっです。
とっても外見素敵にされている方が、きちんと持てていないとがっかりしてしまいます。
テレビでも、よく食事をする場面がでますが、正しく持てない方も多々います。
持ち方をそれなりに見せていても、物をつかむときは、必ずお箸が動くはずですが、
固定されたままで動きがないので、すぐバレてしまいます。
きちんと持てないと、骨付きのお魚などキレイに食べれませんから。
「躾」という字は、身体に美しいと書きます。
ですから、美しい所作が身につくとういうことです。
習い事も大切ですが、きちんと誰にでもはっきりとあいさつする、玄関の靴を脱いだら揃える
洗面台は使ったら綺麗にふく、お礼はきちんと言う、食事中肘をつかない等、
当たり前ですが、基本的なことは、もっと大切だと思っています。
あれだけ口うるさく、厳しい父が苦手でしたが、
私も同じように、子供たちにとっては、かなりうるさい母親だったと思います。
小さい頃に身についたものは、一生体が覚えているものです。
お箸の持ち方も小さいうちにきちんと持たせてあげることは大事なことです。
大人になってからは、なかなか直せませんので、、、
我が子も初めてお箸を持つ時から教えましたので、二人とも完璧です。
幼稚園の頃、友人から子供たちのお箸の持ち方を褒めてもらい嬉しかったです。
今、お子さんにお箸の持ち方を教えていらっしゃるという方、
すぐには難しいかもしれませんが、根気強く教えてあげてみて下さい。
ちなみに、私はあえて矯正箸等は使わず、普段使う自分たちのお箸を持たせて、
子供が興味を引く、身近な道具である、はさみの動きを見せて、
下のお箸は固定させて上のお箸だけを動かすなどと説明したり、
お菓子をつまんで入れ物に移す競争をしたりと遊びを取り入れながら教えていました。
若い頃、食事中「食べ方がキレイですね」と言われたことがあります。
きっと、お箸がきちんと持てるので、動作がスムーズだったからでしょう。
意外と人から見られているかもしれませんね。