最近、スーパーでよく見かける旬のカツオですが、

カツオを見ると、ずっと昔、子供の頃を思い出してしまいます。

 

和風料理のだしには欠かせない鰹節。

今は、鰹節と言えば、最初から削って小袋パックにされているものが当たり前ですが、

昔は、どこの家庭でもあった、ある道具を使っていました。

 

母に「昔使っていた鰹節削りって、今でもあるの?」と聞いてみますと。

「もう使ってないけど、たしかあるわよ〜」と、やっぱりありました!

 

それがこちら。

これを見て懐かしい〜と思う方は、きっと子供の頃お手伝いしたのでは?

 

昔は、どこの家庭にも一つはあったはずの鰹節削り器。

これは、かれこれ50年以上は前という、まさに昭和のレトロ感いっぱいです。

 

使い方は・・・

箱のふたを開けるとカンナのような刃があり、舟形の固い塊の鰹節を、

この刃に押し付けて、手前に一方方向に削って使います。

削られたものは、箱の下の引き出しの中にたまっていくという感じです。

私も母が食事の支度時、シュッシュッと削る音が記憶にあります。

見ていると面白そうでやりたくて手伝っていました。

でも、小さいと力もなく、なかなか箱いっぱいにならなくて、、、

指も切ったこともあったような、、、

 

“とがなくてもそのまま気持ちよく削れます”とありますが、

もし、今から使うなら、もうとがないとダメですね、、、

こちらの東穂工業会社は今もまだ商品を作っているのでしょうか!?

 

このような付属品も、裏がおろし金のように突起物がついていて、

“鰹節が小さくなったらこれではさんで削って下さい”と書いてます。

 

私の子供たちも見たこともないはずなので、実家から持ってきました。

あの鰹節の香りやフワッとした削りたての姿が、今でも目に焼き付k思い出します。