毎月恒例となっています、母と映画へ。

 

今回は、母がぜひ観たいと言っていました映画を。

私も母もファッションが好きなので、こういうドキュメンタリー映画は大好き!

 

『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』

 

ニコールキッドマンやオバマ大統領夫人とエ回のセレブリティが愛してやまない

ベルギー出身の世界的デザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンを追いましたドキュメンタリー。

広告は一切しない、自己資金だけで活動、小物やアクセサリーは作らないと徹底し、

まさに、洋服だけで勝負する潔さは素晴らしい!

 

この映画を観るまで、この方のこと全くを知らなかった私。

素晴らしいショーの舞台裏での入念かつ細やかな作業からの作品は、

パートナーと暮らすアントワープ郊外の邸宅の見事なインテリアや

自然や沢山の花に囲まれ、手入れの行き届いた、それはそれは素晴らしい広大なお庭

こういった、丁寧な生活から生みだされているのだな〜と思いました。

 

いつも、お決まりの一番後ろの端っこの席で。

 

映画の後、ちょっとお店をのぞいて、駅へ。

ホームで、母の携帯がないことが発覚、映画館では確かにあったので、

私「座席に忘れたのでは?」母「見た後、確かにカバンにいれたわ〜」と。

すぐ、映画館に電話をして聞いてみましたが、清掃に入った時にはなかったと。

再び見てもらうにしても、次の上映が始まっていて終わるまで探せないと、、、

「なくても特に困らないし、明日でもいいわ〜」とのんびりした母。

とにかく、また一緒に改札を出て、映画館まで戻ることに。

私「お店で会計した時に出してはない?」、母「お財布しか出してないわ〜」

でも、人って無意識に意外なことをするので、もしかしたら・・・と、

先にそのお店に寄ったところ、「カウンターの上に忘れてありましたよ」と。

ということで、無事にありホッとしました。

 

よく、なくなってもいいような安いものはなくならず、高価なモノをなくすと言いますが、

私で言えば、安いピアスは、落としても見つかったり、なくなりませんが、

過去にもダイヤ×プラチナのピアスやgoldのものをなくしたり、、、

例えば傘、大事にしてるものほど、忘れてきたり、なくしたり。

これは、普段使い慣れていないため、特別な動作をとってしまうためのようです。

 

いつも背筋をのばし、颯爽と大股で私と同じ早いペースで歩く母。

「後ろ姿は、まだ60代に見えるわよ〜」といつも言っています。

 

その夜「今日は、迷惑かけてごめんね、うっかりがこれから多くなるかもね、

危ない、危ない、気を付けなくちゃ」とメールがありました。

「お母さん、大丈夫よ、私がついているから心配なし!」と返信。

まだ、頭も体もしっかりしていますが、考えてみれば現実は80歳超えなんですからね。

これからは、母が少しづつ子供のようになっていってしまうのかな・・・

いつか、そんな時がくるかもしれませんが、受け止めなくてはいけませんね。

 

こうして、いつも母が元気で笑ってくれているだけで幸せです!