今日は、立春。。。

春を感じる暖かさです。

 

60年前の母のコートを着て。

私も学生時代やお勤めしていた頃に、借りて着ていた大好きなコート。

皆と同じようなのがイヤで、違ったファッションをしていたくて。。。

素材や形、このレトロ感がたまりません。

 

大きなボタンがついた、まさにアンティークのアストラカンのコート。

 

アストラカンとは・・・

アストラハン市特産の巻き毛の子羊の毛皮で、

または、それに似たビロードや織物のこと、帽子やコートに使用されます。

 

裏地は水玉のシルク地になっていて、可愛いんです。

 

今は亡き、私の母の母、祖母と一緒に作ってもらったようで、名前が入っています。

名前の刺繍の上は、ちょっとした内ポケットになっています。

布を折りたたんでフリルやリボンにしている細かい細工が素敵!

私の母の名前も〇恵なんです。

 

初孫だった私のことを、とても可愛がってくれました祖母と

一緒に水戸の偕楽園へ、季節は今頃かな?

母がコートを着ている写真がなくて、、、

 

祖母が着ているのが、母とお揃いであつらえたデザイン違いのコート。

さすがに、残念ながら祖母のコートは残っていなくて、、、

いつも阿佐ヶ谷の仕立て屋さんに頼んでいたそうです。

私にも、茶系のツイートのコートをプレゼントしてくれたようで、

次の年も着られるようにと、大きめを。

 

このコートが好きな理由は、マフ。

コートの生地とお揃いのマフを持って。。。

 

マフ(仏moulf)とは・・・

両端の開いた円筒形の戸外用の防寒具のこと。

 

こんな風に両端から両手を入れます。

バックはアンティ―クのクロコのバックで。

 

ポケット?が付いていて、ちょっとしたモノを入れることができます。

 

使わない時は、手を通して持っているとバックみたいです。

 

実家に行くと、今でも、茶箱に入れて昔の洋服を大切にとってあります母。

たまに、アルバムを見ながら見せてもらったり、楽しい。。。

 

大好きな母が22歳頃に着ていたコートを、今またこうして着られるのは嬉しいですね。

全てにおいて、オシャレな母が私のお手本です。