初めて自分で仕立てたお着物が出来上がりました。
昨年の5月、前から一度行ってみたかった、「横浜骨董ワールド」へ。
こういった催事は初日の朝一番が勝負!ですが、最終日に。
レトロ好きな私にはたまらい場所、一軒づつじっくりと見て回りました。
沢山ある中でも、一際目についたお店「京や」さん。
とにかく素敵なアンティ-クの帯留めが沢山、ずっと見ていても飽きません。
こちらは、つげのお帯留め。
左側はサンゴの帯留め、右側は金魚やお多福と細かい細工が素晴らしい。
昔の職人さんの手先の器用さには驚くばかりです。
あまりに美しく、ダメ元でお聞きしたところ、「どうぞ、どうぞ〜」と写真も撮らせて頂きました。
帯留めの他にも、かんざしも沢山あり、櫛の形で時代がわかるなど奥が深い
専門的な色々なお話を聞くことができてとても勉強になりました。
ちょうど少し前に着付けを習い始めたこともあって
一通り全部見た後、気になったお店に再び戻り・・・
こちらの、あまり見ないgreen系青の紬、実は、こちら男物の反物なんです。
「男物の反物で作るの粋ですよ!」と店主の言葉に魅かれてしまい・・・
散々悩んで、「この男物襦袢生地も付けますよ」と言ってくれて決めました!
男物の柄がかえって面白く、遊び心があっていいかも〜
アンティ-ク着物も着たいのですが、とにかく大柄な私には残念ながら無理、、、
手が長いので既成のLサイズの着物でも裄が短い私。
「普通の裄のサイズより、少し長めに作ったらいいですよ〜」と。
となると、長襦袢の裄もそれ用に長くしないと、家にあるものでは短いし、、、
見る人が見たら、ちゃんとこだわって自分用に誂えたとわかるようです。
というわけで、時間が経ってしまいましたが、仕立てに出し、出来上がりました。
お着物をお召しになる母の友人に勧められた三河屋さん。
この時期、成人式の着物で店内いっぱいでした。
じゃ〜ん、こちらが、仕立てたお着物です。
写真で見ると藍色っぽく見えますが、、、実際はちょっと違います。
紬なので、普段にどんどん着てお出掛けしたいですね。
実は・・・反物代より仕立て代の方が高いということは、
お着物に詳しい方なら、どれだけ反物が安かったかバレてしまいますね。
でも、初めて自分で仕立てた着物、感慨深いものがあります。