今日も、風が冷たい一日でした。

 

今月は、もう一つ観た映画は。。。

『ひとくず』

 

児童虐待の現実をリアルに描いた作品になっています。

『ひとくず』は、「人間のくずだが、人間の良心を持っている」という男が主人公。

 

監督、脚本、主演を演じた上西雄大さんご自身も辛い経験をされているだけに、

見事に演じ、怖いくらいに鬼気迫るものがありました。

子役の女の子がとても可愛く、自然な演技が素晴らしかったです。

 

ミラノ国際映画祭では、最優秀作品賞と最優秀男優賞をW受賞。

続く、ロンドン国際映画祭でも、同じくW受賞、

他にも、多くの賞を獲得し、国内外で高い評価を受けています。

 

この日も、私たちお気に入りの一番後ろの端っこの席で。

 

このように、100席ちょっととミニシアターですが、

シネコンなどでは上映しない、いい作品を観ることができます。

現在は、緊急事態宣言のため、一日3作品のみですが、

解除されたら、4作品の上映になるそうです。

 

子を持つ親としては、見るに堪えないほど辛いシーンばかりでしたが、

こうしている今も、同じようなことがどこかで起こっていると思うと居たたまれなくなります。

 

虐待という重いテーマですが、人それぞれ懸命に生きていこうとし、

見終わった後は、優しい気持ちになれるような感じがしました。