今日は、秋晴れの爽やかな一日でした。

 

先週末、母と毎月恒例の映画を観に行ってきました。

 

『千夜、一夜』

 

舞台は、北の離島の港町。

ある日、漁に出て、突然姿を消した夫を30年待つ中年女性と、

2年前に失踪した夫を待ち続けていたが、新しい恋人と結婚を決意する女性

共に残された、対照的なふたりの思いを描いた物語です。

 

劇中でふとつぶやいた言葉が印象的でした。

無表情で、静かに淡々と語りながらも、胸に秘めた感情が

よく伝わってくる、田中裕子さんの演技は流石で感動しました。

 

この日は、わりと空いていて、お気に入りのいつもの一番後ろの席で。

母とは、偶然にも、キャメル色のニットがお揃いに。

編み物も得意な母が、自分で編んだレースの襟を着けたカーデガンで。

 

日本全国の警察に届けられる行方不明者の数は、年間約8万人に上るとか。

そんなに沢山いるのかと、驚かされます。

本作は、“失踪者リスト”からヒントを得たドキュメンタリー出身の監督が

実に8年もの歳月をかけて完成させた作品となっています。

 

先日、北朝鮮に拉致され、無事に帰国された5人の新聞記事を見ましたが、

あれから、すでに20年の歳月が経過したようです。

未だ、帰国できない方々も多くいらして、本当に心苦しいです。

同じ娘を持つ親として、お母様の気持ちを考えると居たたまれない思いです。

お母様にめぐみさんを会わせてあげたい。。。

 

改めて、こうして、母と一緒にいられる私はどんなに幸せなことかと、みじみと感じます。

今月は、あともう一回行けそうで楽しみです!

 

実家においたままの、娘のGUCCIのサングラス、

試しにかけてみると、レンズが大きくて私好み。。。と、ちょっと拝借。

バレたら怒られちゃうかな!?